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私もキュッパる(キュッパのびじゅつかん@東京都美術館)
東京都美術館で開催(2015/07/18-2015-10/04)されている企画展「キュッパのびじゅつかん」に足を運びました。

キュッパというのはノルウェーのオーシル・カンスタ・ヨンセンさんが生み出した丸太の男の子。

絵本「キュッパのはくぶつかん」では森の中でいろいろなものを集めて並べてラベルをつけて・・・という姿が描かれています。


今回、そのキュッパを入り口に色々なものを「みつめて、あつめて、しらべて、ならべて」という《体験型》の美術展が開際されることに。
キュッパは知っていたものの体験型は初めてだし、どういう展示なのだろう・・・・ とちょっとドキドキでした。


入り口まで迷いましたが、ドアからすでに可愛いです。


展示室に入ると映像のキュッパが迎えてくれました。


原画等キュッパそのものの展示は少ないですが、植物の種子鉱物?や色々なコレクションが並べられています。
自然の美や人工的なものもあります。


一番大きな展示室は「bigdatana—たなはもののすみか」という日比野克彦さんの作品。
丸太で作られた大きな棚が奥に設置されており、圧倒されます。

コレクションのための棚です。

展示室内には細々とした雑多なものがたくさん並べられており、コレクション用の箱にその中から自分で「みつめて、あつめて、しらべて、ならべ」・・・ることが出来ます。

自分でタイトルを決めて、解説を書いてくださいねとスタッフの方がボックスとラベルを渡してくれました。


何から手を付けていいのか悩みますが、まずはタイトルを決めて、それに沿ったものを探していきます・・・
でも色々ありすぎて難しい。

一応「食」をテーマにして集めましたが、なんとなくしっくりこない。

とは言ってもきりがないのでとりあえずタイトルと解説を書いて完成。

大きな棚の下に並べます。自分の作品が大きな作品の一部になるわけです。
ちょっと誇らしいような他の人にも見られるので恥ずかしいような不思議な感じです。



上の展示室には昔顧みられなかった陶器のコレクションが並んでいます。
たくさん集めることで価値が見直されたという話。
集めて並べることで存在感を増す、モノの対する執念みたいなものを感じます。

鑑賞者が自宅から持ってきた「一番不要な器」を展示するコーナーもありましたが、まだまだ並んでいるものは少なかったです。

「不要な器」はたぶんどこの家にでも1つや2つはあるのでしょうが、なぜそれが「一番不要」なのか考えるとまた面白い発見がありそうです。



その隣には海から引き揚げたものを見て色々な物語を想像する「ソコソコ想像所‐上野の杜」には、スケッチして自分が想像した話を書くコーナーがあったので、私も素直な気持ちで1枚描きました。

子供の頃には遊びの中で普通にやっていたことですが、すごく久しぶりに蘇ってきたその感覚。
《参加型》の楽しさが少し分かってきました。



最後は「浮遊博物館2015」と石のコレクションの展示室です。
浮遊博物館は懐中電灯が用意されていたり、石の展示も触り放題。

「石はどうぞ触ってみてください、実は石じゃないものも混じってるんですよ」と声をかけていただいたので恐る恐る触り、そしてたくさん触りまくりました(ちょっとアヤシイ?)
大人になってからは道端の石を触る機会は少ない。必要ないからしない。

子供の頃は石の種類が何かということより、小さくてツルツルで色が白(もしくは漆黒)だったりすると、物凄く価値があるように思えたんだよな・・・と思い出しました。


他の誰かに「それが良い」と言われたのではなく、自分の触感で「これはいい」と思ったものに価値を見出してたんだなと気づいて、先ほどコレクションボックスに並べたときに今一つしっくりこなかった理由が分かった気がしました。

自分の価値ではなく、他の人にどう思われるかを意識した部分があったので、なんだか完成していないような・・これでいいのかなと思ってしまったんだなということ。

コレクションなんだから自分が好きで、良いと思えばいいんじゃないのか?


ああ、もう一度やり直したい!


そもそもコレクション癖があるので今までにカバグッズ、なすグッズ、デイビッド・プラットのサッカーカードなど、自分でも集め始めた理由をはっきり覚えていないようなものを収集していた時期も存在しました。
あれ今思うと何となくではあるけど、(他の人はどうあろうと)とにかく好きだからだったんです。


年齢を重ねるごとに忘れてしまいつつあったコレクターの原点を思い出させてくれました。


あと、画面いっぱいに描きこんである絵も好きだったので(昔々のめるへんめーかーさんの漫画とか)、キュッパの絵本も好きなんだなと改めて思いました。


埋もれていた感覚を呼び覚ましてくれた《体験型》の展覧会。
機会があればもう一度行って新たなコレクションを作りたいと思います。
 
| ねんねん | ノルウェー | comments(0) | - | pookmark |
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