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可愛さを超越したノルウェー(ノルウェーリーグ観戦記2017)

七夕の短冊メーカーに「ノルウェー代表がまたW杯に出られますように」と書いたところ、結構いいね手を付けくれた方がいらっしゃったので、諦めつつも諦めきれない人が他にもいるんだなーとほっとしたような、でも切ない気持ちです。

 

代表がそんな感じ(先日FIFAランキングの自己最低順位を更新)なので、最近はリーグ戦ばかり観に行っているのですが、当初(1996年から数年)は代表の追っかけ的な感じで年イチで渡ノルしておりました。

ノルウェーに行く時期はまず代表のW杯かユーロ予選の日程が出てからそれに合わせて決めていた訳で、そういえば試合のない真冬には行ったことがないです。いまや幻のロイヤルリーグをやってる時に行っとけば良かったかな。

最近は仕事の都合で休める時期が限られているので狭い範疇からノルウェーリーグの日程くんを眺めて行けそうな試合を選ぶ感じになってしまいます。

そして大体行けるのはオスロ近郊のクラブの試合に限られるのですが、本当はオーレスンのColor Line StadionやトロムソのAlfheim Stadionに行きたいと思い続けています(い・・・いつか!)

 

今年は日程とにらめっこしたものの見られる試合が全く新鮮味の無い対戦カードのみでした。

前に見たよね・・・というクラブしかなくて。

でもオスロに滞在できる日数が少ないので結局一番行きやすいこれになりました。

 

ヴォレレンガ対ローゼンボルグ@Ullevaal Stadion

 

1926年オープンのナショナルスタジアム。

だから代表戦もほとんどがウレヴォルで行われて、私も20年前から十数回は訪問しています。

初めて行った時は鉄条網がめぐらされていたのが衝撃的だったんですが、何度も改修を繰り返してスタンドや屋根も少しづつ変化。

ただ前日にストックホルムで新しいスタジアムを見たところなので根本的な古さは否めない。

ウォーターフロントに新しいスタジアム建設の話はどうなったんだ〜?! と思いつつウレヴォルはT-Baneの駅から近いのでありがたい。

・・・と思っていたら、事前の情報によるとこの試合がある日、T-BaneのJahnbanetorget駅とMajorstuen駅間が工事のために不通になるとか。

とりあえずトラムでMajorstuenの先の駅まで行き、そこからスタジアムに向かったのですが、帰りは詳しい説明もなく(残念ながらアナウンスも聞き取れない)環状線なので全て逆回りで走行、結果大回りとなり結構大変でした。

街中心部の交通網を日中に容赦なく工事するのはもはやお家芸なので驚きはしないのですが、さすがやってくれるな・・・と。

これがノルウェー。

 

スタジアムに到着すると人気クラブ同士ということで結構賑わっています。

今年100周年を迎える対戦相手のローゼンボルグのチームグッズも売られていたので、100周年モデルのユニも買ってしまいました。(後日都内でそれを着ていた夫がトロンハイム出身のノルウェー人に声をかけられる奇跡!)

書店でRBK100周年記念本が並んでいたのを見かけて非常に気になったのですが、半端なく重厚感たっぷりで持ち帰る自信がなかったので泣く泣く断念しました。

 

子どもたちが集まっている一角に目をやると・・・

あれ? 何かいる!!!!!

〈着ぐるみ=ねんねんホイホイ〉と言われているくらいですから、吸い寄せられるようにそちらに。

後姿だとよく分からなかったので、一平君みたいな非公式キャラかなと思ったのですが、

写真を撮りたいとアピるとこちらにとっておきの?決めポーズを見てくれた謎の生物。

人間感と動物感のバランスが微妙。

うーん、キャラ慣れした日本人の感覚では可愛いと断言しきれないところもありますが、地元の子供たちにはそこそこ人気でした。

 

あとで調べたところによるとクラブのマスコットでTIPPENという名前のようです。

見た目からは分かりづらいですがオスロが「虎の街」と呼ばれているのでモチーフは虎だと思います。

でも虎を見たことがない人が想像で書いた絵のような味わいがありますね。オスロに虎生息してないし。

日本のクラブマスコットはおもてなし慣れしていてあざとさを醸しているキャラもいるくらいですがこの素朴な感じは新鮮でした。

ノルウェーのサッカークラブのマスコットはあまり活動していないようで、私が生で見たのはこの子も含めリレストロームの凶暴なカナリアGullikとリンの謎の生物くらいで、公式サイトなどを見ても残念ながらほとんど情報がありません。

他のクラブでも10年位前に画像でだけ見たことあるのが、ヴィーキングのバイキング?とかトロムソのくたびれた白熊とか・・・

ローゼンボルグのトロールTroillongenは今も活躍中のようですが、全体的には少ないですね。

最初は可愛いのか・・・? と思いますがそのうちに可愛いかも?と思い始めてくる不思議な魅力のあるマスコットたちなのでもっと活動してくれることを期待します。

 

さて、試合前のスタジアムの外でワッフルが売られていたので購入いたしました。

ノルウェーでよくあるテキトーワッフルです。

ひとつもちゃんとしたハート形になっていないハートブレイク過ぎるお姿が愛おしいです。

同じ料金なのに量少ないやん、と思ってしまいますがそんなことを言ってはいけません。

それにスウェーデンのカフェとかで出てくるお洒落で可愛いワッフルなんかと比較してはいけません。

今回ホテルの朝食でワッフルを見なかったので、今回唯一食べたワッフルでした。

素朴で気軽なおやつです。

 

試合のキックオフは20時だったのですが、開始前の空はこんな感じ。

照明は点灯していますが、座る場所によっては陽が差し込むのでサングラスが必要なこともあります。

夏のナイトゲームには念のためサングラス持参をオススメします。

そしてこちらがアウェー・ローゼンボルグ側のスタンド。

前日観たアルスベンスカンでのアウェーサポーターの少なさ、野鳥の会の方なら瞬時にカウントし終わってしまいそうな人数に比べると流石にそこそこの人数がいます。

画像では分かりにくいと思いますが、サポーターたちはクラブ創立100周年にちなみ今までリーグ、カップ戦で優勝した年がそれぞれ書かれている旗を掲げていました。

タイトルを多く獲っている名門クラブだからこそ成立するのでしょうが、改めてクラブの歴史を感じさせられてカッコよかったです。

 

前半が終了して21時前のハーフタイムですがまだこの明るさ。

遅い時間のキックオフでも終了時にはまだ真っ暗ではないのが助かります。


えっと、試合はですね・・・前半は締まった良い内容だったのですが途中故障で選手交代がありその後グダグダで、最終的にはローゼンボルグが勝利しました。

すみません、ネタを寝かしすぎていて詳細をほとんど覚えていません・・・(ホントひどいね)

 

あ、そうだ、帰国後調べていたらヴォレレンガは今ウレヴォルをホームスタジアムにしているのですが9月に新スタジアムに移転する予定だということが判明しました。

コンパクトで機能的な感じですが駅から遠いのがちょい気になるところ・・・

あと、ウオーターフロント計画どうなったんだろ?

 

 

北欧というとオシャレとか可愛いみたいなイメージを持つ方も多いと思いますが、あんまり可愛くない北欧もいいと思いますよ。

決してノルウェーに可愛いものがないと言っているわけではありません。私がおしゃれスポットにほとんど行っていないだけで。

一周まわって可愛く感じてくるようなそんなところもノルウェーの魅力です。

あまり他の人が興味のないことをつらつら書いている言い訳っぽいですけどね。

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はじめての(2017スウェーデンリーグ観戦記)

ブログ更新を長期おサボりしている間にストックホルムとオスロへちょこっと旅してきました。

 

オスロはまあともかくストックホルムに上陸するのは初です!(オスロに行く途中飛行機が降りたことはあります)

ちょうど私たちが到着する前日にヨーロッパリーグの決勝がストックホルムのフレンズアレーナで開催。

日程的に観戦が無理だったのは残念ですが、とりあえずリーグ戦(Allsvenskan)は見られそう・・・ということで、ストックホルムを本拠とするチームDjurgårdenの試合を見に行くことにしました。

スウェーデンリーグの観戦は初でドキドキ。

 

会場のTELE2アレーナは2013年に完成したコンサート等のイベントにも使われる多目的スタジアム。

ストックホルム中心部からは地下鉄でGullmarsplan駅へ。本数は少なくなりますがGloben駅も使えます。

スタジアム周辺は再開発された地区のようで大きなショッピングセンターなどもありました。時間があればゆっくり覗いてみたかった・・・。

遠くからでも存在感のある近代的なデザインのスタジアムです。

キャパは30000人とのこと。

天気がいいとちょっと眩しい・・・

チケットを買う時に立ち席と椅子席のどちらがいい? と聞かれましたが、新しいスタジアムなのに立ち見席があるところがヨーロッパらしい・・・。

立ち見席は基本的にラ族(熱狂的サポーターの俗称)がいるところ。
Djurgårdenのサポは結構武闘派らしいので遠慮してスタンド上部の座席にしました。

かなりの角度が付いているのにそそり立つような怖さもなく、とても見やすいスタジアムでした。
コンサートでもいい感じに盛り上がれるだろうなーと思うコンパクトさ。

スタジアム内の通路には以前ここでコンサートを行ったことのあるアーティストたちのイラストが飾られていました。

上位を狙うDjurgrådenと最下位ぶっちぎりのAFC Eskilstunaの試合は最初からグダグダ。

ごつい兄さんたちがぶつかり合う馬跳びが何度も見られましたわ・・・。

 

驚いたのはアウェーのエシルストゥーナのサポーターの数が異常に少ないこと。

アウェーゴール裏には警備員が立っていたけど下手すれば警備員の方が多いくらい、私が目視出来たところでは10人前後だったかな。

ノルウェーリーグでもアウェーサポーターは結構来ているのでちょっと衝撃的な光景でした。

 

全然スウェーデンリーグに詳しくないので少し調べてみたところ、エシルストゥーナは今のクラブの形になったのが2007年で今年2部から上がってきたばかりのチーム。街自体も大きくないしそもそもホームでの動員も少ないみたいなので、こんなものなのかな。

北欧リーグのなかなか厳しい現実です。

スウェーデンリーグ初観戦の記念に何か買ってみようと、スタジアムの外の売店で購入したのがコレ。

何かわからず買ったのですがよく見ると側面に「SALT LAKRITS」の文字。

自ら罰ゲームに首を突っ込んでしまっていました。

いやいやどうしましょうねぇ・・・。

 

 

どうでもいい情報として、

スタジアム内トイレのハンドドライヤーの風圧がやたらと強かったです。

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幸福度世界一の国の代表

先日発表された国連と米コロンビア大学が設立した「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)」による世界の幸福度ランキングで首位になったノルウェー。

 

そのランキングはGDPや健康寿命、社会貢献、自由度、寛容度などの指標に基づいて割り出されたものとかで、北欧諸国は常に上位を占めている状態。

もちろん数値上のものに過ぎないので、幸福度が首位のノルウェーにだってものすごく不幸だと思っている人はいるだろうし、下位の国にだってハッピーに生きている人はたくさんいるはず。

日本に生まれた私がたとえノルウェーに移住したとしても幸福な生活ができるわけでもないし、日本にいるからこそ恵まれていることだってあるはず。

ランキングトップだから最高に素晴らしい!! と称賛と憧れだけの目で見ることはちょっと危険だなと思っています。

 

 

まあ、それはさておき、そんな幸福度ランキングトップの国の代表(サッカー)チームを応援しはじめてもう20年を超えたのですが、この件に関していうと私の中での幸福度はかなり低いです。

 

男子A代表は2000年の欧州選手権を最後にワールドカップ、欧州選手権の本選には出場できていません。

プレーオフまでは何度か行ったと思うのですが、プレーオフで勝てそうな気がしないしもちろん結果もついてきませんでした。

 

ノルウェー人の幸福度に代表の強さ弱さは関係ないのです。(もちろんそうでしょうけど)

W杯出場などという無理なことは諦めるのが幸せに生きる道なのでしょう。

 

 

そんなことを考えたりしていたらちょうど今日、最新のFIFAランキング(2017/4/6)が発表されて、ノルウェーは86位まで下落したというニュースが目に入りました。

 

ほとんどの方は知らないか全く興味がないことだとは思いますが、ノルウェーのFIFAランキング最高順位は・・

 

2位き なのです。

 

しかも1993年9月と1995年の2回。

 

もちろん、今とは算出の基準も違っていたとは思いますが、それでもまあ2位です。

世界で2番目に強いことに数値上はなっていました。

 

1998年のフランスW杯の時に解説のS町氏(現某Jチーム監督)が、「(僕の)優勝候補はノルウェーです!」と言っていたのを本人は忘れても私は忘れてあげません。(もちろん「それは無いわ・・・」とTVに向けて突っ込んだ)

 

 

人間浮き沈みは誰にだってあるものですが、幸せに過ごすために無理なことは諦めることも肝心です。

 

私も諦めかけていますが、

「たまにはぬか喜びさせてくれよ〜」

と思うことも事実です。 

にんげんだもの。

 

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値段の違いは・・・?(ノルウェーリーグ観戦記2016)
はずみでサッカーノルウェー代表にハマって20年以上。
それからノルウェーに行くようになって、当初は代表チームでしたが、最近はリーグの試合を観戦することにしています。
とはいえ長期の休みは取れない為、結局行けるのはオスロ近郊のクラブ。

これまでヴォレレンガ(とリーン)のウレヴォル、リレストロームのオーロセン、ドランメンにあるストロームスゴーセットのマリエンリストへ足を運び、今回は満を持してスターベクのナッデルッドスタディオンに乗り込むことに。

スターベクといえば2009シーズンにかつて大宮などで活躍していた小林大悟選手が所属していたクラブ。
日本でも耳にしたことのある方がいるかもしれません。
オスロの中心部からT-bane(地下鉄)で30分ほどのBekkestuaという駅がスタジアムの最寄りです。
新興住宅地なのか、駅前に多数の大型スーパーが立ち並んでいるのが印象的でした。

駅からスタジアムまでは7〜8分。1本道ですし沿道には旗も掲げられていますから迷うことなく到着できます。

チケット売り場はすぐ分かりました。

ゴール裏は無く、席区分としてはアウェー席、スターベクスタンドとメインスタンドの上段(Øvre)・下段(Nedre)に分かれています。
上段の方が若干値段が高いので観やすいからなのかなと思いつつ安いスタンド下段のチケットを購入しましたが、あとでそのケチケチ精神を悔やむことになります。

対戦相手はトロムソ。
両チームとも今シーズンは中位から下位を彷徨ってます。
トロムソには《ガムちゃん》ことモーテン・ガムスト・ペダーシェンが古巣復帰を果たしましたが、怪我なのか今日はベンチ入りもしていない模様(入口で渡されたコピー用紙1枚のメンバー表には名前なし)。

トラックがあるスタジアムなのですが、コンパクトなので臨場感があります。
キャパシティも7000人くらいです。

キックオフ直後は薄日が差しており、トロムソのDF14番さんの後頭部に反射して眩しく輝いておりました。
と、いうことで私のこの日のイチオシ選手はトロムソ右サイドバック14番さんに決定!
(去年はSIFの14番さんをイチオシにしたら今シーズンブンデスリーガのハノーファーに移籍する出世。A代表にも選出!)
小柄ですがなかなか堅実なプレーで頑張っていました。(カラショーク出身)

ホームのスターベクはプレーが散漫でなかなかいい形が作れず、あれよあれよという間にトロムソに2ゴールを許す展開。
最初は元気に応援していたジュニアサポーターシートの子供たちもシーンとしてしまいました。
そのうちにぽつぽつと雨が・・・

写真を見ていただいて分かるように、スタンド下部にはほとんど屋根がありません。
そうか、スタンドの値段の違いは屋根の有無だったのか・・・とここで気づく私。
さらに風が強まってきて寒ーい!! (涙)

今回のノルウェー滞在中ずっと天気が悪くて最高気温も15〜16度くらい。
出発前はそこそこ天気が良くて20度以上の日もあったので荷物を減らすために多少軽装にしていたのが裏目に。

さらに去年マリエンリストスタディオンではスタンド内に傘持ち込み禁止で(それはまあいいんだけど)その辺に置いていけ、とドロドロの地面の上に傘を置いていくことを強要された(日本人的感覚だと傘立て的なもの用意してくれてもいいじゃん!それかせめて屋根のある場所・・・と思う)のがトラウマで今回傘も持ってきていなかったので、一応防水のフード付きコートは着用していたのだけれど風邪をひいても困ると思い、後半に入ってトロムソの3点目ゴールが決まったところで後ろ髪をひかれながらスタジアムを後にしました。
スターベクは過激なサポが少ないのか厳密な荷物チェックとかはなかったんだけど。
ふうぅ・・・。

現在スタルトと熾烈な最下位争いを繰り広げてるスターベク。
残留のためにはもうちょっと頑張らないとね。
あ、そうそう、試合には出ていなかったけれど今サンネフィヨールの監督をやっているラーシュ・ボヒネンの息子エミール・ボヒネンくん(17歳)がスターベクにいるそうです。
写真を見ると確かに面影あり。いつかプレーする姿が見られるかしら(父のようにたくらみ系なのか?)


ベッケストゥーア駅のホームに降りるスロープ。
北欧らしく木をふんだんに使ったスタイリッシュなデザインです。

ホームから見える集合住宅のテラスにもスターベクの旗が掲げてあるお宅がありました。

落ち着いた雰囲気だし、スーパーたくさんあるしこの辺いいなぁ、住みたいなぁ・・・と思いました。

行きたいスタジアムは前々から言っていますが、トロムソのAlfheimとオーレスンのカラーラインスタディオンなんですよね。
いつかいけるでしょうか??(頑張ろう、私)
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伝説のロイヤルリーグ
探し物は探すのをやめたとき見つかることもよくある話・・・とはよく言ったもので、別のものを捜索している時に既に諦めていたサイトの古いデータが見つかりました。
2001年から2005年の間のノルウェーサッカーニュースです。

そもそも自分がノルウェーのサイト等を読んでいて楽しかったので、なんちゃってで訳して記録に残していたものですが、今読んでもあの頃のことが蘇ってきて結構楽しいです。
いつでも読めるように随時現サイトにアーカイブとして追加していくつもりが、途中気になったニュースを読みふけってしまい作業がなかなか進まない要因になっております。

中でもああ、あったなぁ・・・と遠い目になってしまうのが北欧サッカー界に咲いた徒花、ロイヤルリーグに関する話題です。

さて、ロイヤルリーグとは

2004-2005年シーズンに始まった北欧3か国のトップリーグ

ノルウェー  Tippeligaen
デンマーク Superliga
スウェーデン Allsvenskan

それぞれの上位チームが国境を越えて戦うリーグ戦です。

当時は欧州スーパーリーグ構想なども話題になっていて、北欧勢も負けてはいられないということだったのでしょうか。
特にノルウェー、スウェーデンは他の欧州リーグとは違い春−秋シーズン開催なので冬季の収入源確保という意味合いも強かったのかもしれません。

でももちろん、11月から3月頃までの開催ですから、スタジアムには雪が積もっています。
北国のスタジアムは芝の下に雪を解かす温熱システムが備えられてたり、スタンドの座席も温められたりするところもありますが、除雪された雪がピッチの外に山積みでちょっとしたジャンプ台みたいなものが作られている写真を見たときには、さすがにそこまでして開催しなくても・・・と思ったのを覚えています。


2004−2005年、2005−2006年、2006−2007年という3シーズン開催されましたが、翌シーズンはスポンサーが見つからず休止、そしてその後放映権の問題で中止が決定しました。
さすがに決勝戦は観客も1万人を超えていますが、動員の少ない試合なんて2桁しか入っていないんですよ・・・。
そりゃもう赤字でしょう。


しかしサイト中でロイヤルリーグについて書いていたニュースを読み返してみると、意外と興味深い部分もありました。


ロイヤルリーグのお金

ロイヤルリーグ、の第一次ラウンド最終節の結果。

ユールゴーデン−ローゼンボルグ 0−1
ヴォレレンガ− Esbjerg 1−1
トロムソ−ブルンビュ 2−4
ハルムスタッド−ブラン 0−0

この結果、各グループ上位の2チームが次のラウンドへ進出。
ノルウェーからはグループA首位のヴォレレンガ、2位のローゼンボルグ、 グループC2位のブラン、とグループBの最下位に沈んだトロムソを除く3つのクラブが第二次ラウンド(正式名がわからないので 勝手に名付けました)へ進むことに。
さて、さして注目されているような様子もなく、興行的には成功しているのか かなり疑問の残るロイヤルリーグですが、出場しているノルウェーの各クラブにはそれなりの恩恵をもたらしているようで。
 広告やTV放映権にによる収入で、それぞれのクラブに支払われる金額は・・・(ちなみにノルウェークローネのレートは多分17〜18円くらい)
 出場するだけで自動的に125万クローネ。
 1勝するごとに25万クローネ。
 引き分けでも12万クローネ。
 二次ラウンドに進むと150万クローネ。
 二次ラウンドで勝利すると50万クローネ。
 引き分けでも25万クローネ。
ファイナルで勝利すると300万クローネ。
 負けても100万クローネ。
その他、ホームゲームの際のチケット収入などもあり、一番収入の少ないトロムソでも165万クローネほどは 入ってくる見込み。
 冬場のいい収入源になっている様子です。
(2005.2.25)


これは2004-2005年シーズンのことなのでその後収入は想定どおりに行かず色々大変だったことと思います。

そして、

意図的?

3/3ウレヴォルで行われるはずだったロイヤルリーグのヴォレレンガ対IFKイエテボリの試合が延期に。
 「昨日、機械でピッチにブラシをかけたら、芝のほとんどがなくなってしまったんだ」
コンディション不良を理由に4/3に延期されることが決定。
 数日前にオスロを急激な寒波が襲い、スタジアムのヒーティングシステムも充分に機能せず、 安全にフットボールをするには程遠い状態。
 「硬くて滑りやすい、スケート場状態になってるよ」
それなら、室内でやれば・・・と思うのだけれど、興行的な理由(?)で、 拒否。でも、正式な試合が延期になった代わりに、ヴァルホールでVIF対IFKの練習試合が 行われた・・・らしい(結果は3−0)。
 中心選手をインフルエンザで多数欠くヴォレレンガが試合の延期をたくらんだとしか思えないんですが・・・。
そうそう、たくらんでるといえばこの方。
 「プレーすることがなくなって実際のところ嬉しいよ。とにかく良かった」
コーチなのに危うく試合に借り出されそうになったボヒネン様は、出番がなくなってほっと胸をなでおろし。
(2005.3.4)


疑惑の試合延期があったり(その前の日のニュースはこちら↓)

エマージェンシー!

「21人の選手中7人がいないんだ」
 明日、イエテボリとロイヤルリーグの試合を戦う予定のヴォレレンガ、インフルエンザで ステファン・イヴェルセン、ダニエル・フレドリク・ホルム、 トマス・ホルム、トム・ヘニング・ホヴィ、ロニー・ヨンセン、クリスチャン・グリンヘイム、アレクサンダー・マティセン と、多数の選手が欠場予定。
そこで、アシスタントコーチのボヒネンさまが急遽出場することになりそう。
 昨年までプレイヤー兼だったレクダル監督は「ここのところボールを使ったトレーニングしてないから」ということで出ないそうです。
(2005.3.2)


何だかゆるい。

でも、ゆるいだけではなく大切な目的に役立ったりも・・・


力に

「我々はスポーツ選手として一緒にいる、そしてフットボールファミリーとしてダグフィンを支えたいんだ」
リーンのマネージャー、モルガン・アンデルセンは11/8に行われる ロイヤルリーグのユールゴーデン戦での収益の一部をダグフィン・エネリーとその家族へ寄付する意向であることを発表した。
 「フレデリクスタの人々はフットボールを見るために大きなグループでオスロにやってくるのことが多いんだ。 今、自分の訪問する時期を知るべきだ」
リーンの集客の方策として使われるのではなく、純粋にダグフィンのためにその機会が利用されるといいなと思います。
(2005.11.22)



ダグフィン・エネリー(Dagfinn Enerly)はフレドリクスタのキャプテンとして出場していた試合中に味方選手と激突し頭から落下した際に頸椎を損傷。
この時はみんなで回復を祈っている時期でした。


心よ集え!

本日行われるロイヤルリーグのリーン対ユールゴーデン戦は、その収益がダグフィン・エネリーとその家族へ寄付されることが決まっている。
リーンのチケット販売責任者アスケル・ソルバン氏はなるべく多くの人々がチケットを購入してくれることを望んでいると語る。
 「リーンの人々は、スタジアムで試合に来て支払うことになるだろう。 4000から5000人くらいかな。その多くがスタジアムに来て支払うだろう。 支援をするために試合を見に来ることは必要ではない。 私は国中の人たちから力になりたいという電話を受けた。 我々はたとえ試合に来ることができないにしても、チケットサービス社を通じて チケットを購入することを勧める」
 目標とするのは100万クローネ。チケットは1枚100クローネ(日本円で約1800円) なので、10000枚は売ることが必要。
チケット販売を委託されているチケットサービス社と郵便局Postenは、自分たちの取り扱い手数料を 放棄する意向。
(2005.12.8)




(ダグフィンについて書かれた本も持っています。残念ながら読破していませんが・・・)

収益の一部を寄付するという活動も行われていたのです。

へぇ〜っそうだったんだ、ロイヤルリーグ。


ロイヤルリーグだけじゃなく、過去のニュースを見ていると、
意外に忘れていたことが多く、色々思い出して笑ったりしんみりしたりしています。

そんな昔のニュースが読めるのはこちら

お時間がある方は良かったら読んでみてくださいませ。
2001年から2003年分も随時追加していく予定です(自分が読みたいだけという話も・・・?!)
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今年もよろしくお願いいたします。
2016年は、私がノルウェーに行き始めてちょうど20年目の年。

昨年はもう少しでユーロ本選出場という希望が見えたので、出場が決まったら休眠中のノルウェーサッカー応援サイト《Towers and Walls》を復活させよう! と勝手に盛り上がっていたのですが敢え無く夢は潰えてしまいました。ま、予想どおりの結果ではあったのですが・・・。
いつまで待っていても駄目みたいなのでこちらから歩み寄っていくことにし、サイトをプチ復活させることにしました。

とりあえずニュースのアーカイブを移設しましたが、今後は時々最近の気になる話なども追加していけたらと思っています。

★サイトはこちら

2000年から2010年くらいまでやっていたので本当はもっと記事があるはずなのですが、PCが壊れたりサーバー移設の際にうやむやになったりで3年分くらいしかニュースが残っていないのが残念。
今読んでもたぶん面白いのになぁ・・・
ちなみにノルウェー代表が最後にユーロに出場したのが2000年のことですよ(それ以来ユーロもW杯も出ていません)。

2018年のW杯に向けて細々と頑張っていくつもりですのでよろしくお願いいたします。


ねんねん
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苦節15年
2000年の欧州選手権以来大きな国際大会から遠ざかっているノルウェー代表ですが、ユーロ2016予選プレーオフに残り久々に目覚める時が来たのか?! と思いきやまた無期限の冬眠に入ってしまいました。
そんなわけで私当分も寝たふりです。

今の代表が強いとは思えないのでそんなに悔しくはない(残念だけど)。
そろそろ、ちゃんと若手が育ってきてほしいよね・・・
 
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もうすぐ!
奇跡は起こるか?!
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ノルウェー人たちの恐ろしいまでの情熱・2(ノルウェーリーグ観戦記)
チームソングの熱唱も終わってようやくキックオフです。

マッチデープログラムを見ても知っている選手(かろうじて名前に覚えがある程度)は両チーム合わせてもたったの3人。
あはは・・・全然知らないや。

けれどしばらく見ているうちに気になってきたのが、ちょっとロン毛のSIFの14番、Iver Fossum.
ピッチが濡れている(濡らした)せいか空振り多発などなかなか大味な試合の中でボールも持てるし結構いいパス出してる。
後で調べると地元ドランメン出身の20歳。
期待の若手でした(でもウーデゴールの16歳に比べるとおっさんに感じてしまうから恐ろしい・・・)

この日は同日開催のため試合の最中に随時他スタジアムの途中経過がアナウンスされ、モルデ対スターベク2−3の情報に歓声が。
オーレスンにとってモルデは近隣のライバルクラブ。
その憎っき相手が負けているのを聞いて溜飲を下げる数少ないアウェーサポーターたち。
でもすぐに3−3のアナウンスがなされ、その時はシーン・・・・・
非常に分かりやすかったです。

おおっ!!
そんなこんなしているとそのフォッスム君のゴールでSIFが先制ですよ! 
そしてすぐさまSIFが追加点を入れて2-0に。

あと5分ほどでハーフタイムに入ろうかという頃、客席に動きが出始めました。
早々と席を立つ人が多数。
トイレ少ないし混むからかな〜? と思って見ていると続々とにわか作りの小さな売店に並び始め、ゴール裏からも人が押し寄せてあっという間に物凄い行列に!
並んでまでみんなが購入しているのはほとんどがお馴染みのコーラとPølse i lompe(ロンペという薄いジャガイモのパンケーキのようなものでソーセージを巻いたもの)。
どうやらナショナルデーでは定番の食べ物らしいです(子供の誕生日とかも)。

小さな売店なので押し寄せた人波を容易にさばききれるはずもなく、ハーフタイムが終わり後半が始まってもまだ長〜い列が。
諦めて席に戻る人もほとんどいない・・・。
恐るべし、ノルウェー人たちのソーセージに懸ける情熱!!
子どもだけでなく大人たちまでも。


後半が始まっているのに一向に列は途切れることがなく、正直試合なんてそっちのけ。
私も試合内容より列が気になって仕方なくなってきました。
オウンゴールでオーレスンに1点差に詰め寄られても。
SIFが3点目を決めて(フォッスム君の技ありゴールでしたよ)も。
まだ列は切れない。

気づいたら後半も30分ほど経過。
流石に列に並ぶ人の数もまばらになってきましたが、いや、もうすぐ試合終わるよね・・・

最終的に売店が撤収を始めたのは試合終了の10分ほど前のこと。
まあ確かにこれ以降に買っても食べる時間がないからなぁ。

明らかに試合観戦ではなく、翌日のナショナルデーの前夜祭として(?)ロンペを食べに来た人たちでいっぱいのお祭りでした。
Fotballfestと銘打った意味が分かった気がします。
文化の縮図を見た貴重な経験でした。


(勝利して喜ぶコアサポの皆様)

雨のせいでファンショップとかに行けず残念。
SIFにはクラブマスコットもいなさそうでそれも残念。
TVで見たヴィーキングのマスコット・ヴィーキング君(正式名称不明)がフリーダムそうだったので、今度は生で見てみたい。
フィヨルドが臨めそうなオーレスンのスタジアムに行ってみたい。
・・・など色々心残りや今後の野望もありますが、現地ならではの光景が見られた楽しいノルウェーリーグ観戦でした。
また行く気満々です。

(これでも夜9時前です)

帰り道雨は止んでいて、無事に傘も回収できました。
もちろん泥だらけになってたけどさ!!


追記:翌日の17.Maiのパレードは見ませんでした。だって人ごみ嫌いなんだもん。
(でも次回機会があれば、ちょっと見てみたいなと思いました)
| ねんねん | fotball | comments(0) | - | pookmark |
ノルウェー人の恐ろしいまでの情熱・1(ノルウェーリーグ観戦記)
気づいたら2か月近くも更新が滞っておりました。その間皆様いかがお過ごしだったでしょうか?


私は2年ぶりにノルウェーに行ってまいりました。

旅程を考える際に気になるのがノルウェーリーグ(Tippeliga)の日程です。シーズン前にノルウェーの”日程くん”が各節ごとの対戦カードを決めるわけですが、これまでの経験から言って、直前に開催日が変わるのもよくあること。
慎重を期してたとえ変更があっても近隣の別の試合を見られる日を第一候補にするわけです。

そんなわけで選ばれたのが5月16日。

ノルウェー好きの方ならご存知、ノルウェーのナショナルデー(憲法記念日)17.Maiの前日はFotballfestと銘打ち全試合が同じ日に行われました。


今までに行ったことのないスタジアムに行きたい! という希望があったので第一候補はドランメンのマリエンリストスタジアムで行われるStrømsgodset(ストロムスゴッセ:通称SIF)とAalesund(オーレスン)の試合になりました。
ドランメンはオスロから電車で30分ほどの郊外にあり、18:00キッフオフなら十分に日帰りが可能です。
(5月は既に日が長いので夜9時ごろでも明るいです)

SIFといえば、昨シーズンまでノルウェーが生んだ天才少年、先日レアルマドリーでのデビューも果たしたばかりのMartin Ødegaard(マルティン・ウーデゴール)選手が所属していたクラブ。
そして対戦相手のオーレスンは昨シーズンまで以前ジェフ千葉に所属していたトール・ホグネ・オーロイがいたクラブ。

当日貰ったマッチデープログラムによると、昨年の同カードではその両選手の姿が拝めたみたいです。(交代で十数分だけだったようですがこれがウーデゴール君のSIFデビュー戦)惜しかった・・・。


初めて行くスタジアムなのでちょっと不安になり事前にメールで「当日でもチケット買えますか?」と問い合わせたところ「買えますよ」との返事だったのですが、17.Maiにかけるノルウェー人の情熱がハンパないせいかキャパが8935のスタジアムなのに試合日が近づくと既に8500枚チケットが売れたなどという煽りがFBなどであり、焦りを掻き立ててくれました。


さて、試合当日。
昼から雨が降り出し、中央駅に向かう頃には本降りに。

それほど寒くないだろうと思って元々厚手の上着などを持って来なかったのでありとあらゆる重ね着をしてみたものの肌寒いし、スタジアムに一応屋根があるのは確認済みとはいえ風が強かったら吹き込むよなーと心配を抱きながら列車に乗り込みました。

ノルウェー国鉄(NSB)は近年新型の車両を多数導入しているようで、ドランメンまでの30分の列車旅は快適であっという間に到着。ドランメンは川沿いにある静かな町です。


初めてのスタジアムで行き方に不安がある場合、その筋の格好をしている人についていくというのが定石ですが、今回は寒くて雨が降っているせいかみんな厚着や雨具姿でほとんどユニフォームを着ている人たちを発見できず。
それでも駅から近いのは事前の調査で分かっていたので、人の流れになんとな〜く乗っかってスタジアムへ到着しました。


チケットブースを探して無事チケットを購入。
流石に結構売れているせいかかなり端の方の席でした。

Marienlyst Stadionはとてもこじんまりしたいわゆる田舎のスタジアムです。
その分スタンドとピッチは近く臨場感はあります。

まだ雨は降っていますが、入場時に荷物チェックがあり、傘はそこに置いていけ、と言われました。

そこ・・・

と言っても地面です。
屋根もないですし、下はぬかるみ。まだ雨も降っています。
吹きっさらしのフェンスに恐る恐る傘を立て掛けました(涙)
危ないから持ち込み禁止なのは分かるけど、せめて濡れないところに・・・!
帰りに降っていたとしても傘をさせば中までずぶぬれになっているのでひたすら止んでくれることを祈るばかり。



中に入るといちおうバックスタンドになるのでしょうか。
隣はアウェーのオーレスンサポーターが陣取っていました。
(アウェーチームのコーナーらしく、トイレの中には各クラブサポーターのいわゆる”便所の落書き”があって笑えました)
事前にチケットバカ売れと言っていた割に空席が結構目立つのはやはり雨のせいだったかもしれません。
でも恐れていたほど風もなく雨も吹き込まなかったのでそれほど寒くはありませんでした。
さすがに温かい珈琲ならともかく、コーラを飲んでいるノルウェー人の真似はできませんでしたが・・・。

両チームの試合前のウォーミングアップが終わると突如すごい勢いでピッチ上に放水開始。

あれ・・・結構雨降ってるんだけど??
見るからにKunst gress(人工芝)なので万遍なく濡らすためなのでしょうか?
あまり見慣れないちょっと不思議な光景でした。


試合開始直前になると突如観客が起立し始め、
ん? 国際試合でもないのに国歌斉唱?! と思ったら
突然始まったチームソング「Gamle Gress」(直訳で古い芝?)の大合唱。

ノスタルジーを感じる昔ながらの曲調で一度聴いたら頭の中をグルグル回ります。
先ほど確認しようと思って聞いてみたらやはり今もグルグルし始めました。

どんな曲なのか興味を持った方はクラブの公式からでも聞けますので是非どうぞ。
(耳から離れなくなっても責任は負えません)


まだキックオフまでたどり着いていませんが、ちょっと長くなりましたので続きは次回に。
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